茎の繊維から織物がつくられ、苧麻(ラミー)は
ナンバンカラムシや変種などを含めた総称である。
茎、葉柄、葉裏の脈上に斜上毛が密生する。葉は互生し、長さ約10〜15pで、縁に鋸歯があり、先が細くとがる。上部につく葉の裏には白い綿毛が密生する。雌雄同株。総状花序の枝は基部から分岐し、果時には密集して垂れ下がる。雌花序が上部の葉脇につき、雄花序が下部の葉脇につく。雌花は2個の花被片が合着して花被筒となり痩果を包む。雄花は花被片4個、雄しべ4個。
葉の幅はナンバンカラムシに近いものもあり、葉裏の綿毛の量には変化がある。葉裏の綿毛を欠くものはアオカラムシ(var. concolor)という。葉裏の綿毛がないと葉が
ヤブマオに似ているがヤブマオ亜属は葉が対生する。
帰化種のナンバンカラムシは大型で、茎や葉柄の毛が開出し、茎の下部につく葉裏まで、白い綿毛がある。カラムシとナンバンカラムシの交雑も多いといわれている。