オニドコロ  鬼野老
[別名] トコロ
[学名] Dioscorea tokoro Makino
ヤマノイモ科 Dioscoreaceae  ヤマノイモ属
三河の野草
オニドコロ雄花
オニドコロ雌花
オニドコロの葉
オニドコロの果実
オニドコロの種子
オニドコロ
オニドコロとヤマノイモ
 ヤマノイモ属の中で最も多く、里山で普通に見られる。ヤマノイモと違い、根は苦味が強く、アルカロイドを含み食べられない。昔は灰汁で煮て水に晒し、食用としたこともあるという。
 葉は互生し、長さ5〜10p、幅も同長からやや狭い程度の円心形〜三角状心形で、先がとがる。雌雄異株。花は淡緑色で、垂れ下がった花序に淡緑色の花が多数つく。雄花は花被片6個で、雄しべも6個。雌花は咲き始めから大きな子房に3個の翼があり、果実になっても残る。果実は3室分かれ、1室に薄い種子が2個ずつ重なって入り、熟すと上部が3裂し、種子が風に舞う。種子は楕円形で、種子の薄膜の翼は片側だけにつく。
 ヤマノイモはよく似ているが、葉の幅が狭く、雄花は白く、あまり開かず、雌花の子房は小さい。果実の翼が円形に近い。
 ヒメドコロはオニドコロの葉の細いものやタチドコロに類似し、雌花序、雄花序とも細く、垂れ下がり、花被片が平開して、やや反り返る。
 タチドコロの葉の縁には細かい波状の鋸歯があり、花が黄緑色〜淡橙色。
 カエデドコロは葉が卵心形で掌状に5〜7分裂し、裂片は丸く、花が鮮やかな黄色。
 キクバドコロも葉が掌状に分裂し、裂片の先が尖り、花が黄緑色。
[花期] 7〜8月
[草丈] つる性
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州
[撮影] 豊田市  07.8.27
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