Solanum douglasii Dunalはオオイヌホオズキによく似ているが、球状顆粒が0〜5個と少なく、花冠の基部が緑色でgreenspot nightshadeともいわれる。花冠の基部が褐色になることもあるという。
オオイヌホオズキの果実には球状顆粒が4〜10個ある。
このSolanum douglasiiと思われるものが確認できた。標準和名がなく、Douglas' nightshadeといわれることからダグラスイヌホオズキと仮称する。
1年草又は短命な多年草。茎は年を経ると、ときに木質化する。高さは1m以下。塊根や走出枝はつくらない。刺がなく、無毛〜軟毛〜剛毛のある多様な草本。茎は円柱形〜角柱で、稜に上向きに曲がった小歯がある。葉は互生又は亜互生し、長さ2〜9(実測8.5)p、幅1〜5(実測4.5)pの卵形〜惰円状披針形(実測 葉柄2p)。縁は全縁〜粗い鋸歯縁。基部は切形〜楔形。葉先は広く又は鋭く尖る。葉柄は長さ(1〜)2〜6(〜8)p。散形状の総状花序が節間ときに葉に対生して側生する。
花は(1〜)3〜8(〜12)個。花は放射相称。花柄は8〜30o。小花柄は2〜12o。萼は長さ1.5〜2.5o。花冠裂片は披針形、又は丸みを帯び、花筒の約1/4の長さ。花冠は回転形〜星形、後屈し、白色〜淡紫色、腺細胞が分布し、ときに、基部が褐色を帯びた星形、直径8〜25o。花柱は雄しべと同長又は雄しべより3o以下で長い。軟毛はその半分以下の長さ。雄しべは長さがほぼ等しく、長さ
(2.5〜)3〜4(〜4.5) o。花糸は葯の1〜1/5の長さで、通常1o以下。果実はほぼ球形、幅6〜12o、緑色〜橙褐色〜熟すと黒色。球状顆粒は0〜5個。種子は円形、表面がわずかにあばたになり、幅1〜1.6o。農耕雑草であるが、荒地や河岸地帯でも見られる。(SEInetより)
全形の解説がないので付け加える。茎は直立し、下部で多数分枝し、枝は低く広がって大きな株となる。
他のイヌホオズキ類との比較は
イヌホオズキ類の比較表にまとめた。
テリミノイヌホオズキは2型確認されており、
テリミノイヌホオズキ(垂れ実型)と
テリミノイヌホオズキ(カンザシイヌホオズキ型)がある。花が小さく、果実が早く熟して、光沢が強い。
イヌホオズキは花冠の切れ込みが浅くて裂片の幅が広い。また、果実に光沢がなく、球状顆粒を含まない。種子が大きく約2oある。
アメリカイヌホオズキはオオイヌホオズキに果実がよく似ている。花序の花数が4個以下で、花が小さく、花柱や葯も短い。