昔はススキの茎が茅葺屋根の材料として使われていた。茎は叢生し、ケイ酸が多く、硬くて耐久力があり、冬に茎が立って残る。葉は幅0.7〜2cmで、中央脈が白く、縁には堅くて鋭い刺歯があり、葉裏には毛が少しある。葉の基部、葉鞘、節には軟毛が生える。花序は長さ15〜20cm、白銀色。小穂は長さ約5mmで、基部に小穂よりやや長い程度の白毛が密生する。2小花だが、第1小花は退化し、第2小花の護穎に途中で曲がった長い芒(のぎ)が1本ある。果実は長さ約2mmの倒披針状惰円形、光沢があり、暗赤褐色。
ススキは分布が広く変異も多い。また、栽培されて品種も多い。イトススキ forma gracillimus は小穂の芒がよじれ、途中で曲がらない。ムラサキススキ
forma purpurascens は小穂の基部の毛が紫色を帯びて、長い。観賞用によく栽培されているタカノハススキ forma zebrinus
は葉に淡黄色の斑が入る。
ススキは株立ちするが、湿地に生える
オギは根茎で広がり、株立ちしない。花序はススキの方が小さい。
トキワススキは全体にやや大型で、花期が早く、中軸が先まで伸びる。海岸に生える
ハチジョウススキは茎が太く、葉の幅も広い。また、葉縁の刺もやや鋭さを欠く。