明治時代に牧草として輸入され、野生化したものである。全草無毛。茎は直立し、叢生又は単生する。葉舌は長さ1〜3o、膜質、鈍形〜切形。葉耳は明瞭。葉は長さ5〜20p、幅3〜7oの線形。展開前の葉は巻く。花序は長さ10〜30cmの穂状、15〜25個の無柄の小穂を互生してつける。花序軸は蛇行し、ざらつく。小穂は長さ10〜15o、扁平、8〜20個の小花をもつ。第1苞頴は頂部の小穂だけにつき、側小穂にはない。第1苞頴は長さ4〜5o。第2苞頴は長さ5〜9oの狭披針形で、小穂の長さの1/3程度が多い。護頴は長さ5〜7oの披針形、先端には浅い2歯があり、芒がある。1つの小穂でも芒の長さの違うものが混ざり、長さ1〜8o。内頴は護頴とほぼ同長。
類似の
ホソムギは第2苞頴が小穂の1/2程度の長さが多く、護頴の芒がない。ネズミムギとホソムギの交配種は
ネズミホソムギといい両者の中間的な形質を持ち、芒は普通あるが、短い。