和名はキツネノボタンに似て毛が多いことから。
茎は中空、円筒形、開出毛又は上向きの屈毛や伏毛が多い。葉は3出複葉で、小葉がさらに3裂する。全体に開出毛や伏毛が多く、葉の切れ込みが深く、鋸歯がとがる。葉柄は茎の上部では短い。花は直径10〜15o、黄色の5弁花。花弁の基部に鱗片状の蜜腺がある。萼片5個。雄しべ多数、雌しべ多数。コンペイトウのような集合果は、ほぼ球形。痩果は長さ約3.5o、両側面がほぼ平行した平面になり、明らかに扁平で、縁には3稜がある。先端の刺(花柱)はわずかに曲がる。
類似種の
キツネノボタンはわずかな斜上毛があるだけで、葉の幅が広く、葉先や鋸歯があまり尖らない。痩果は縁に稜がなく、とげの先端が鉤状に曲がる。
山地の陰地に生える
ヤマキツネノボタンは小型で、花茎が細長く、斜上毛が多い。痩果はキツネノボタンと似ている。