和名は直立する茎の上部に花が集まってつき、筆のような形をしていることに由来する。全体に無毛。根生葉は小さく、ロゼットを形成しない。葉は対生し、長さ0.5〜1pの広卵形、全縁、鋭頭、裏が紫色を帯びる。花茎は上部に数本が集まってつく。花冠は直径約1.3p、長さ約2pの漏斗状鐘形、先は5裂し、副片があるため、10裂に見える。花冠の喉部斑紋は斑点状。雄しべ5個、雌しべ1個。雄しべ先熟であり、花粉を出し終わってから雌しべの柱頭が開く。果実は上向きにつき、熟すと2裂し、雨の日に上を開いて雨を溜め、種子が流れ落ちる(これを雨滴散布という)。
フデリンドウに類似して乾いた場所に生える
コケリンドウは花茎が基部で多数分岐してつき、葉が密につく。
ハルリンドウは湿った場所に生え、全体にやや大きく、花冠が鮮やかで、斑紋が筋状。