花期が長く、普通は春と言われているが三河地方では秋にも普通に群生している。夏に見かけることもままある。茎は4稜形、下向きの毛があり、基部で分岐し、直立する。葉は長さ1〜2cmの扇形で、対生して段々につき、別名、三階草とも呼ばれる。葉は両面に白毛が生える。上部の葉には柄がなく、下部の葉には長い柄がある。頭頂部付近の葉脇に3〜6個の花の仮輪をつける。花冠は2唇形で、下唇は3裂し、大きな中央の裂片はさらに2裂する。この大きな下唇がハナバチ類の目印になり、密を吸う足場になる。花は普通、上唇及び筒部背面が紅紫色で、下唇は白い。全体に赤味が強く、下唇も赤味を帯びるものもある。花の頭部には毛が密生するが、赤味が濃いものはこの毛も赤くなる。萼は無柄、筒形で、先が5裂して鋭く尖り、白毛が密生し、腺点がまばらにある。分果は淡褐色、長さ約2o、3稜があり、基部にエライオソームがつく。秋季には閉鎖花をつけるものもある。花が完全に白色のものはめったにないが、シロバナホトケノザ
form. albiflorum Hiyama という。
類似種としては
ヒメオドリコソウ、
モミジバヒメオドリコソウがあり、葉の形や花の斑紋が少しずつ違う。