タチキランソウ  立金瘡小草
[学名] Ajuga makinoi Nakai
シソ科 Labiatae  キランソウ属
三河の野草
タチキランソウの花
タチキランソウの花
タチキランソウの葉
タチキランソウの葉2
 茎が立ち、全体の様子はキランソウよりニシキゴロモに似ている。株が大きくなって横に広がるとキランソウそっくりである。茎は普通、紫色を帯び、毛が密生する。花期の葉は長さ4〜6p、幅1〜2pの倒披針形。葉の鋸歯は少なく、やや三角状に先がとがるのが普通で、葉の表面には毛がほとんどなく、光沢があるのが特徴である。花は濃紫色で、長さ約1pの唇形花。まれに桃色の花も見られる。花はキランソウに似ているが、上唇がニシキゴロモに似て、2裂して、立つ。まれに2裂しない1枚の場合もある。
タチキランソウ
タチキランソウ紫
 上の写真のものは葉脈が紅紫色を帯びていない。鳳来町付近のものは葉脈が紅紫色を帯びるものが多く、下の写真のようにニシキゴロモに似て全体に紫色を呈するものもある。類似種にキランニシキゴロモ(ニシキゴロモとキランソウの雑種)やジュウニキランソウ(ジュウニヒトエとキランソウの雑種)もあり、自然雑種が起きやすいようである。
 ニシキゴロモは葉の鋸歯が細かく、鋸歯が波状で、先がとがらない。キランソウは上唇が普通、ほとんどない切形であるが、上唇が短く2裂する見誤りやすいものもある。ツクバキンモンソウは海岸に近い地域に分布し、上唇がキランソウのように短い。
[花期] 4〜5月
[草丈] 5〜20cm
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の林内、林縁、道端
[分布] 在来種 本州(関東〜中部)
[撮影] 設楽町  04.4.25
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