葉は質がやや厚く、2〜3回羽状複葉で、小葉は不規則に分裂する。葉の表面は無毛、縁及び裏面脈上に短毛があることもある。大散形花序に、小さな白色の5弁花を多数つける。大散形花序の柄はほぼ同長で、10〜30本。萼歯は長三角形。総苞片は幅が狭く、小総苞は線形・有毛、ともに数は少ない。果実は長さ約5mmの卵状惰円形で、隆条はすべて翼となり、翼の幅は均等。
タニセリモドキはセリモドキの葉の切れ込みの深いものをいうが、今は区別されていない。
誤認しやすい
ヤマゼリは葉の切れ込みが規則的で質が薄い。また、大散形花序の柄がやや不均等で数が少ない。果実の側隆条の翼が幅広く、均等でない。
ガイドブックに載っているニセイブキゼリTilingia holopetala (Maxim.) Kitag.
は伊吹山には存在せず、伊吹山のものはセリモドキの誤り。ニセイブキゼリの分布の西限は福井県荒島岳である。