ベトナム戦争の頃、広がったため、ベトナム草とも呼ばれた。今では秋の黄色の花で目立つ存在になってしまった。カナダやアメリカ合衆国の東部が原産。学名はSolidago
canadensis var. scabra の方が北アメリカでは一般的。根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出し、群生して繁茂し、一時、問題になったが、年を経ると自分自身をも生長抑制することになり、現在は群生も減っている。このように化学物質により他の生物に作用することをアレロパシー allelopathy(他感作用)といいい、アレロパシーの有効利用の研究も進められている。
地下茎が横に伸び、広がる。全体に短毛が密生し、ざらつく。葉は互生し、長さ4〜15pの披針形で、縁には細かい鋸歯がある。葉の基部から約1/4の位置の側脈が太く3脈が目立つ。茎頂のピラミッド形の花序に多数の黄色の頭状花を密につける。頭花の直径は約5o。総苞は長さ3〜5o。周辺花(舌状花)は10〜15個、小舌の長さ1〜2o。中心花(筒状花)は3〜7個で、花冠の長さ2.5〜4.5o。果実は長さ1〜1.5o、淡褐色、冠毛は長さ約3o。
オオアワダチソウ Solidiago gigantea var. leiophylla はほぼ無毛で、円錐花序の頂部がつぶれた花穂になるのが特徴。総苞は長さ4〜5o。
カナダアキノキリンソウSolidiago canadensis var. canadensisは花序がやや小型、総苞が長さ約2.5o、茎に開出毛があり、葉の鋸歯が明瞭、葉裏に毛が多い。
ケカナダアキノキリンソウ S. canadensis var. gibocanscensはカナダアキノキリンソウの葉表にも毛が多いもの。
アキノキリンソウは全体に小さく、頭花が大きく、花序が直立する。