和名は中国語の椿を意味する山茶(shancha)に由来し、山茶花の読みのサンサカから転じたものといわれる。日本の固有種であり、自生種は白色花である。園芸品種は多数あり、花色も白、ピンク、赤など多彩。写真はよく垣根に植えられている樹高の低いカンツバキ(寒椿)に似た、樹高の高いタチカンツバキ(立寒椿)と呼ばれる園芸品種のシシガシラである。カンツバキ(Camellia
x hiemalis) は雑種と推定され、ツバキとサザンカとの交雑種に由来するという説が最も有力であるが、ユチャ(Camellia
oleifera 中国原産)とツバキとの交雑種などの説もある。タチカンツバキはサザンカとカンツバキとの交雑種という説もある。
サザンカの幹は灰褐色で平滑。葉は互生し、長さ3〜7cmの長楕円形〜卵状惰円形。革質で、両面とも光沢があり、主脈と葉柄に短毛がある他は無毛。鋸歯は細かく、鈍い。花の直径は5〜8cm、花柄はほとんどない。花弁は白色、5〜7個で、平開する。雄しべは基部だけが合着し、筒状にならない。花後に先に花弁がバラバラに落ち、雄しべがあとから落ちる。
ヤブツバキは花弁が合着し、雄しべも合着して筒状になり、花後に一緒に落ちる。ヤブツバキの葉柄には毛がない。