サクラオグルマ  佐倉小車
[学名] Inula x yosezatoana Makino, nom. nud.
キク科 Compositae  オグルマ属
三河の野草
サクラオグルマ花
総苞と花柄
サクラオグルマ冠毛
茎の基部と茎の拡大
  蒲郡市内にあった写真のものは茎が赤褐色を帯び、根生葉が認められ、葉の幅が狭く、葉の基部がわずかに茎を抱く程度であり、葉や茎、花柄には伏毛がある。この地方でまれに見られるといわれているカセンソウやオグルマとははっきり区別できるものである。頭花の大きさと葉の幅などから、サクラオグルマであろうと判断した。この場所におけるほぼ全個体(41)を調査した結果は次のとおり。
項目 範囲(平均)
草丈     cm 34〜73(54)
頭花直径  cm 26〜36(31)
大きい茎葉 長さ cm 7〜12(9)
幅  cm 1.0〜1.7(1.3)
花柄の直径 mm 1.0〜1.3(1.1)
まれに1.8mm
サクラオグルマ
サクラオグルマの葉
サクラオグルマの葉裏
オグルマの葉裏の拡大
オグルマの根生葉
オグルマとホソバオグルマの自然交雑種と考えられている。牧野富太郎博士が千葉県佐倉市で発見し、この名が付けられた。まだ、正式な学名が認められていない。夏の花期に根生葉がある。茎は上部で分岐して直立し、赤褐色を帯びる。茎葉の幅はホソバオグルマ(6〜10mm)より広く、長さ約12cmの長楕円形で、基部はわずかに茎を抱く。葉の質はやや厚く、葉縁は裏面に巻き込み、全縁又は低い歯状鋸歯。葉裏の脈は低く隆起し、長い伏毛がまばらに生え、黄褐色の腺点がまばらにつく。枝先にホソバオグルマ(2.5〜3cm)より大きい直径3.0〜3.5cmの頭花を1個ずつつける。花柄は直径約1mmで、宿毛がある。
[花期] 7〜10月
[草丈] 20〜60cm
[生活型] 多年草
[生育場所] 湿地、水田
[分布] 在来種  本州(千葉県、神奈川県)
[撮影] 蒲郡市  09.8.7
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