和名の由来は花がキセルの雁首に似ていることから。コヤブタバコの別名をガンクビソウということもあったため、別名キバナガンクビソウともいう。ガンクビソウ属はヤブタバコ属ともいわれる。
茎には軟毛が密生し、よく分岐する。根生葉は花期にはない。茎葉は7〜20pの卵形〜卵状長楕円形で、縁に不揃いの波状の浅い鋸歯がある。下部の葉柄は長く、翼はない。頭花は黄色、直径6〜8oで、先が細く、披針形の苞葉が2〜4個輪生する。総苞片は3〜4列で、外片が短い。花冠は黄色。舌状花はなく、花冠の先が狭い雌花と花冠の先広がった両性花がある。子房の上部と基部に粘液腺があり、果実にも残る。
花期に根生葉がない類似種としては葉幅が広く、総苞片が同長のノッポロガンクビソウ、茎葉が披針形のコバナガンクビソウ(バンジンガンクビソウ)、花の直径が約3cmと大きく、葉基部が翼状になるオオガンクビソウ、総苞外片が短く、2列に見え、葉が細長いホソバガンクビソウがある。
根生葉が残るのは、やや花が大きい
サジガンクビソウ、小型で、根生葉に深い欠刻状の鋸歯のあるヒメガンクビソウ、葉柄に翼があるミヤマヤブタバコである。
他に葉柄に翼があるのは
ヤブタバコ、
コヤブタバコである。花の大きさには変化もあり、よく観察しないと混同しやすい。ヤブタバコは花が黄色、コヤブタバコは花が緑白色。