きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 チャウロコタケ  茶鱗茸
中 国 名 扁韧革菌 bian ren ge jun
英  名 false turkey-tail , golden curtain crust
学  名 Stereum ostrea (Blume et T. Nees) Fr.
Stereum fasciatum (Schw.) Fr.
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ベニタケ目(Russulales)
科  属 ウロコタケ科  Stereaceae  キウロコタケ属
 子実体は1年生、半背着生、覆瓦状に重生し、又は横に連なることもある。傘は直径1~7㎝、厚さ0.5~1㎜、扇形~半円形~不規則な腎臓形、革質。傘背面は、灰白色と赤褐色~暗褐色とが交互に環紋になり、灰白色部だけに毛が密生する。古くなると藻類がつき、緑色を帯びることが多い。傘の腹面は平滑、帯白色~帯灰色~淡赤褐色、子実層托には汁管菌糸があり、傷つくと無色の汁がしみ出る。汁管菌糸は菌糸より太く、やや厚壁、幅5~7µm。断面は肉白色、厚さ500~750µm、背面の粗毛層の下に褐色の下皮がある。胞子紋は白色(得るのが困難)。胞子は長さ5~6.5(7.5)µm、幅2~3(3.5)µm、円筒形、無色、平滑、アミロイド。シスチジアはなく、Pseudoacanthohyphidia(2~5個の微突起が先端にある薄壁の菌糸)がある。傘や腹面はKOHaqにより赤色(又は赤色になり、後に黒色)に変色する。2菌糸型。原菌糸はクランプが無い。
チャウロコタケ
チャウロコタケ背面2
チャウロコタケ2
チャウロコタケ腹面
発生時期 通年
大 き さ 小型~中型 直径1~7㎝
栄養摂取 白色腐朽菌 
発生場所 広葉樹の枯木、朽木
分  布 世界に広く分布
食  毒 不食
撮  影 岡崎市 14.7.12
チャウロコタケ背面
チャウロコタケ背面2
チャウロコタケ腹面2
チャウロコタケ背面5
チャウロコタケ腹面3
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