きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 オオミヤマトンビマイ  大深山鳶舞
英  名 Berkeley's polypore
学  名 Bondarzewia berkeleyi (Fr.) Bond. et Sing.
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ベニタケ目 (Russulales)
科  属 ミヤマトンビマイ科  Bondarzewiaceae  ミヤマトンビマイ属
 子実体は節くれだった柄が1本あり、傘が幾重(20枚程度まで)にも重なり、幅25 ~85㎝、北アメリカでは幅120㎝に達したという記録もある。傘は幅15~25㎝、厚さ1~3㎝、腎臓形~扇状、乾き、帯白色~クリーム色~淡黄色~キツネ色、無毛~短毛が密生してビロード状~皮状、不明瞭な環紋があり、放射状のしわがある。柄は長さ4~10㎝、幅3~5㎝、帯黄色~帯褐色。管孔面は黄白色、傷ついても変色しないか、わずかに褐色を帯びる。管孔は垂生、管孔長は長さ(4)10㎜以下、孔口は幅0.5~2㎜、角形、やや歯牙状になる。肉は白色~クリーム色、変色性無く、幼時柔軟で可食、弱い塩味、温和臭、古くなると硬くなり、苦味がある。KOHにより傘表面は淡赤橙色になり、肉は黄色を帯びる。胞子紋は白色。胞子は長さ7~9µm、幅6~8µmの類球形~球形、アミロイド、多くの隆起線があり、刺状突起は長さ1µmに達し、それ以上のものもある。シスチジアは無い。菌糸は2菌糸型。
 ミヤマトンビマイ(シカゲタケ)Bondarzewia mesenterica (Schaeff.) Kreisel 針葉樹に発生、北海道、本州(亜高山帯)、ヨーロッパ、北アメリカにに分布する。傘が帯褐色。
オオミヤマトンビマイ
発生時期 夏~秋
大 き さ 大型 幅25~85㎝
栄養摂取 腐生菌
発生場所 広葉樹の切株、根元、太根上
分  布 本州、四国、九州、北アメリカ
食  毒 幼時可食
撮  影 豊田市 07.9.28
オオミヤマトンビマイ傘
オオミヤマトンビマイ傘2
オオミヤマトンビマイ管孔面
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