きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 マメホコリ  豆埃
中 国 名 粉瘤菌 fen liu jun
英  名 wolf's milk slime , groening's slime , toothpaste slime
学  名 Lycogala epidendrum (J. C. Buxb. ex L.) Fr.
Lycoperdon epidendrum L.
分  類 アメーボゾア門 コノーサ綱  変形菌亜綱(Myxogastria) コホコリ目(Liceales)
科  属 ドロホコリ科 Reticulariaceae  マメホコリ属
 世界に広く分布する普通種。変形体はカーマインレッド(carmine-red)~ カーマインピンク(carmine-pink)~珊瑚色、その後、桃灰色~灰褐色~黄褐色~暗褐色の着合子嚢体をつくる。着合子嚢体は散生~群生し、無柄、類球形、直径3~15㎜、表面に黄色~暗褐色の鱗片があり、ときに欠ける。変形膜は不明瞭。外皮は頑強、永存性で数層からなり、表面は埋没するか表層についた不規則な形の胞で覆われ、胞は黄色の液体を含み、乾くと、直径0.05~0.3㎜の丸い鱗片になる。頂孔又は亀裂から裂開が始まり、後に引き裂かれる。偽細毛体は直径6~25µmの糸状、小しわがあり、平滑~疣状~刺状。胞子塊は新鮮なとき灰色、後にベージュ色~うぐいす色~黄土色になる。胞子はほぼ無色、直径6~7.5µm、細かい網目状。
 コマメホコリ Lycogala exiguum はやや小型、着合子嚢体は幅5㎜以下の類球形、暗褐色、黄褐色~黒色の鱗片があり、表面は多角形のモザイク状。
 チチマメホコリ Lycogala flavofuscum はやや大型、着合子嚢体は幅5㎝以下の類球形、銀灰色~黄土褐色~暗褐色、平滑。胞子は淡黄色、直径5~6µm、細かい網目状。
マメホコリ
マメホコリ4
マメホコリ2
マメホコリ3
マメホコリ5
マメホコリ6
発生時期 通年、とくに春~夏
大 き さ 微小 幅3~15㎜
栄養摂取 腐敗物
発生場所 腐木、まれに生木の樹皮 
分  布 世界に広く分布
食  毒
撮  影 浜松市 15.9.11
蒲郡市 16.9.12
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