きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 キサマツモドキ  黄早松擬
中 国 名 黄拟口蘑 huang ni quo mo
英  名 decorated mop
学  名 Tricholomopsis decora (Fr.) Singer
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 キシメジ科  Tricholomataceae  サマツモドキ属
  傘は直径2~6(8)㎝、半球形~丸山形~扁平、縁は内巻き、ときに縁がやや波打つ。背面は黄色、褐色~オリーブ色の小鱗片を密につけ、中央部は鱗片が多く、なめし革のような感触がある。柄は長さ3~6㎝、幅4~7(10)㎜、上下同径~下部やや太く、髄状~中空、黄色、小鱗片をつける。ひだは密につき、直生~上生(延生~近離生)、黄色、不等長。肉は淡色、軟質、無味、無臭。胞子紋は白色。胞子は無色、長さ6~7.5µm、幅4~5.5µmの紡錘形~広楕円形、平滑。縁シスチジアは長さ23~26.5µm、幅4~6µmの棍棒形~円柱形。側シスチジアは長さ26~68µm、幅8~17µmの棍棒形~円柱形。傘のKOHaq反応はピンク色~赤色。
 サマツモドキ属の日本で確認されているものは次のとおり。
 ヤブアカゲシメジ Tricholomopsis bambusina 、サマツモドキ Tricholomopsis rutilans 、ヒメチシオシメジTricholomopsis sanguinea 、ササアカゲタケTricholomopsis sasae 、キアカゲシメジ Tricholomopsis sp. 、コサマツモドキ Tricholomopsis sp. 、ヒノキアカゲタケ Tricholomopsis sp.
キサマツモドキ
キサマツモドキ
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型~中型 直径2~6㎝
栄養摂取 腐生菌
発生場所 針葉樹の材上
分  布 北半球の温帯以北
食  毒 不明
撮  影 長野県(茶臼山付近) 14.9.3
キサマツモドキ傘の背
キサマツモドキ傘横
キサマツモドキひだ
キサマツモドキ柄
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