中 国 名	赤褐鹅膏菌　chi he e gao jun
英　　名	tawny grisette
学　　名	Amanita fulva Pers. Amanita vaginata (Bull.) Lam. var. fulva (Fr.) Gillet
分　　類	坦子菌門　ハラタケ亜門　ハラタケ綱　ハラタケ亜綱　ハラタケ目(Agaricales)
科　　属	テングタケ科　 Amanitaceae 　テングタケ属

　子実体は単生～散生。傘は直径4～10㎝、卵形～饅頭形～中高扁平。背面は初期や湿時に弱粘性があり、橙黄褐色（tawny brown）～褐色、辺縁は淡色、長い溝条線がある。柄は長さ7～18.5㎝、幅0.5～1.5（2）㎝、わずかに逆棍棒形、中空、表面は傘より淡色の橙黄褐色、つばを欠き、平滑～粉状鱗片があり、基部につぼがある。つぼは膜質、鞘状でゆるく包み、白色、ときに傘と同色に変色する。ひだはやや密につき、離生、白色、不等長で短ひだはまれ。肉は質が薄く、無味無臭、白色、傷つけても変色しない。胞子紋は白色。胞子は無色、直径10～12（14）µmのほぼ球形、平滑、非アミロイド。坦子器は4胞子性、基部にクランプはない。菌糸はクランプがある。
　ツルタケ Amanita vaginata は傘が灰色～灰褐色～暗褐色、柄が白色～灰色。