夏に普通に見られる白ユリ。観賞用として大正時代に導入され、最近、急速に増加している。自殖性が高く、種子が撒かれてから開花までに1年程度しかかからないことに加え、地球温暖化の影響もあると考えられる。テッポウユリ、ササユリに似ているが、香りがない。
茎を2〜3本直立し、2mに達することもある。葉は長さ7〜20cmの線形で、ササユリよりさらに葉が細い。花は長さ12〜20cm、直径約13cm、白色のトランペット形。花被片は6個で、しばしば基部が赤紫色を帯びる。果実は長さ7〜9cmの3室をもつ刮ハで、直立し、多数の種子が入り、熟すと上部が裂開し、種子を落とす。種子は黄金色、扁平、長さ約8.5o、周囲に幅の広い翼がつき、非常に軽く、風で飛ぶ。
テッポウユリは草丈が低く、花が純白で、葉幅が広い。
シンテッポウユリはタカソゴユリとテッポウユリの交雑種であり、花被片の基部まで白い。交雑を繰り返すとタカサゴユリとの見分けがつかなくなるようである。
類似の誤認しやすい台湾及びフィリピン原産のルゾンユリ (Philippine lily) Lilium philippinense Baker
はやや小型の長さ100cm以下で、花も小さい。園芸品種もあり、これにも紫色を帯びないものがある。
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