根に根粒菌がつき、空中窒素を固定できるため、荒地でも育つ。火山の噴火後の荒地にはじめに生育したと報告されている。樹皮は灰褐色で、若い枝には円形の皮目が点々とつく。葉は互生し、長さ6〜12pの卵形。葉脈がはっきりし、縁に鋭い重鋸歯がある。基部はやや円形で、左右が不揃い。雌雄同株。枝先から、葉芽、雌花序、雄花序の順につくのが特徴。雄花序は蕾のときは短く直立し、展開すると、長さ約5pになり、やや曲がって垂れ下がる。果穂は長さ約2pの長楕円形で、1個ずつつき、果枝が枝分かれしない。
類似のヤシャブシは葉が小さく、雌花序が雄花序の下につき、果穂が2個ずつつく。ヤシャブシの葉裏に毛があるものをミヤマヤシャブシという。ヒメヤシャブシは葉の幅が狭く、果穂が3〜6個ずつつく。
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