明治の中頃渡来し、帰化したものである。学名はS.rosulatum Bicknell. (Annual Blue-eyed Grass) S.angustifolium
P.Mill. (Narrow-leaved Blue-eyed Grass)であるともいわれる。
茎は基部で枝分かれして直立し、両側に目立たない翼(ひれ)があり扁平、幅約2o(実測1.1〜1.3o)。葉は剣状葉、長さ4〜8p、幅2〜4o(実測1.5〜2.0o)、縁に微細な鋸歯があり、二つ折りになり茎を抱き、茎に沿って直立する。花は直径約15o。花被片は淡紅紫色で、紫色の筋があり、基部は合着して黄色。内花被片3個、外花被片3個からなり、内花被片の方がやや幅が狭い。白花のものがあり、混生することも多い(
白花とオオニワゼキショウとの比較)。花被片の表面は紫色の筋が目立たないものが多く、特に白花の表面にはほとんど筋がない。裏面の筋ははっきりしたものが多いが、場所によって色が薄いものもある。花被片の先はやや丸くなって急に小さく尖る。子房下位。雌しべ1個、花柱の先は糸状に3裂する。雄しべ3個、花糸は下半部が合着し、花柱を抱いてやや丸くなり、腺毛を密生する(
花の詳細参照)。花粉は大きさが不揃いといわれている。刮ハは直径約3oの球形。種子は黒褐色。
オオニワゼキショウは花が淡青色で、花の中心部の濃色部分が小さく、筋が薄い。果実も直径約5oと大きく、茎の幅も明らかに広い。オオニワゼキショウとニワゼキショウが混生する場所では
交雑種も見られるといわれている。
ルリニワゼキショウはオオニワゼキショウより大きくなり、花被片の先が芒状に尖り、花糸が合着して管柱状になる。