ムべは常緑であり、別名は常緑のアケビという意味から。葉は3〜7の掌状複葉。3小葉のときは小葉の幅が広いときが多い。小葉は革質、全縁で、先が少し尖る。葉表は緑色が濃く光沢のあり、葉裏は淡緑色、細かい網状脈が見える。雌雄同株。花は雄、雌とも似た鐘形で、萼の先は6分裂して開く。萼片は外側の3個は幅が狭く、内側の3個の幅が広い。花の表面は淡黄白色で淡紅紫色の筋があり、内面は紫褐色。秋に果実は赤紫色に熟し、熟しても果実に割れ目は入らない。
日本に分布するアケビ科には
アケビ、
ミツバアケビ、ムベの3種があり、どれもつる性で、実は秋に熟し、甘く食べられる。3種は葉で判別できる。アケビの葉は5小葉の掌状複葉で、小葉は楕円形、全縁、先が丸い。ミツバアケビの葉は3小葉で、縁に波状の不規則な鋸歯がある。5小葉のミツバアケビはゴヨウアケビと呼ばれ、アケビとミツバアケビの自然交雑種とされている。ムベだけ常緑で、葉質が厚い。