アメリカタカサブロウとの分類がはっきりしなかった頃はタカサブロウと呼ばれていた。最近はアメリカタカサブロウと区別し、モトタカサブロウと呼ばれている。タカサブロウの和名の由来は高三郎という人が、この草の茎を使って文字を書いたという説と、古名のタタラビソウが転訛したものという説があり、はっきりしない。茎は赤紫色で、伏した剛毛があり、下部は横に這い、枝分かれし、上部は直立する。葉は対生し、柄がなく、基部に向って幅がしだいに狭くなり、基部はやや広がる傾向がある。葉の鋸歯はアメリカタカサブロウより細かく、やや不明瞭。鋸歯の先端が赤味を帯びることがある。頭花は幅約7mm。総苞片は2列で、先が三角状に尖り、アメリカタカサブロウより幅が広くて丸みを帯び、上から見ると、総苞片の間が比較的狭い。痩果は長さ2.6〜2.9mmの4綾形(舌状花では3綾形)で、側面の中心にこぶ状の突起があり、縁は平滑で翼状になる。痩果の上面は狭菱形。痩果の上面が緑色の未熟なうちは痩果の翼が白色である。モトタカサブロウとアメリカタカサブロウは同じような場所に生育し、混成する場合もある。混成する場合はモトタカサブロウが茎も太く、高くなる。アメリカタカサブロウは茎が細く、花が小さく、上部の葉は幅がやや狭く、鋸歯がやや明瞭。また、痩果がやや小さく、痩果の幅が狭く、側面の縁が凸凹である。