牧草として渡来したものが野生化したもの。
匍匐根茎があり、横に伸び広がる。茎は硬く、直立し、叢生する。葉は無毛、長さ10〜20p、幅2〜8o。葉舌は長さ2〜7o、薄く、花序のつかない葉舌は幅より長さが長くなる。花序は円錐状で、3〜6(8)本の枝を輪生状に斜上し、長さ10〜25p。花序の短い枝には基部近くから小穂がつく。小穂の柄には普通、小刺がある。小穂は紫色を帯びることが多く、緑色〜淡紫色で、長さ2〜2.8o、1小花をもつ。苞穎は第1、第2ともほぼ同長。第1苞穎の背は竜骨状で刺がある。護穎は長さ1.4〜1.9oの透明な膜質、苞穎より短く、背にかすかな芒があることがあり、基毛はない。葯は黄色で、護頴の1/2以上の長さがある。内頴はほぼ果実と同長で護頴の半長より長い。果実は長さ約1mm、淡褐色。熟して小花が落ちた後も、苞穎が残る。
類似種に茎の基部が地表を長く這うハイコヌカグサ Agrostis stolonifera L. 、葉が細いイトコヌカグサ Aira caryophyllea
L. subsp. multiculmis (Dumort.) Bonnier et Layens や雑種と推定されている
バケヌカボなどがあるが、中間型もあり区別が困難な場合もある。
ヤマヌカボや
ヌカボは内頴が護頴の長さの1/3より短い。ヤマヌカボは枝の基部に小穂がつかず、ヌカボは花序の枝が茎に沿って直立〜斜上する。
ヒメコヌカグサは小花が苞頴より長い。