花のように見えるものは苞で、仏炎苞と呼ばれ、テンナンショウ属、ハンゲ属の特徴である。和名の由来は仏炎苞がひしゃくに似ていることから。別名のハンゲは漢方薬名で
ハンゲショウのハンゲと同じ意である。
地下に球茎がある。3小葉の葉が1 〜2 個、根生する。小葉は長さ5〜11cmの楕円〜長楕円形で先がとがる。葉柄の途中と3小葉の合点に珠芽(むかご)を付け、この珠芽と子球(果実)の両方で増える。仏炎苞の長さは5
〜6 cmで、紫褐色〜緑色。花序の付属体が仏炎苞の外まで出て、高く直立するのが特徴。
球茎や珠芽などでも繁殖し、除去が困難な畑の雑草として嫌われている。アメリカ北東部でも野生化し、害草とされている。