明治の初期に渡来したもの。世界の温帯〜暖帯に広く分布し、日本でも野生化し、普通に見られる。茎は太く、3〜4本束生し、濃緑色で、平滑。葉は幅4〜10mmの広線形で、まばらに毛が生える。葉舌は長さ4mmの白色の膜質。葉鞘は毛が密生する。花序は長さ15〜25cmの円錐状で、まばらに小穂をつけ先が垂れる。小穂は長さ2.5〜3cmの扁平で、5〜6個の小花を持つ。小花は内頴まで護頴がすっぽり包み込み、護頴の先が長さ1〜2mmの短い芒となって尖る。内穎は護穎の長さの1/2弱である。内頴は緑色の2脈があり、間が凹み、果実の腹面も同じ様に凹む。果実は線状長楕円形で、先端が毛で被われている。
類似種の
ノゲイヌムギは開花時に黄色い葯が小花から垂れ下がる。ノゲイヌムギは芒が2〜12mmと長く、葉鞘に毛が密生しない。また、全体に大きく、小穂の小花も7〜8個つき、内穎も大きく、護穎よりやや小さい程度である。