ヤナギタデに似ているが、辛味がない。和名のボントクは愚鈍者を意味するポンツクのことで、辛味が無い事から。
茎は赤色を帯び、上向きの伏毛が多い。葉は互生し、長さ5〜10p、幅1.5〜2pの披針形〜広披針形で、先が鋭く尖り、基部は楔形、中央部に八の字形の黒い斑紋がある。葉の両面に毛が多く、葉裏の腺点はあるが、少なく不明瞭。葉に辛味はない。苞は緑色、先に毛がある。托葉鞘は長さ約12o、縁毛は長さ約8o。花序は紐状で、先が垂れ下がり、淡紅色の小さな花をまばらにつける。苞は縁毛があり、苞と苞との間が開く。花被は5裂し、花後は紅色が強くなり、下部の緑色を除き全体がほぼ紅色になり、明瞭な腺点がまばらにある。花柱は3裂。雄しべは8個。痩果は黒褐色、長さ約2.5oの3稜形、表面がざらつき、光沢がない。
ヤナギタデは茎や葉にほとんど毛がない。葉がやや細長く披針形、黒い班紋がなく、葉に強い辛味がある。花被が4又は5裂し、痩果もレンズ形と3稜形が混じる。
ハナタデは葉の長さがやや短く、葉先が尾状に尖り、花序の先が垂れ下がらない。