穀物や砂防用植物の種子に混じって輸入されたのではないかといわれている。昭和40年代に発見され、最近では全国的に見られる。つる性の寄生植物で、葉緑素がなく、全体的に淡黄色。
茎は直径約1.5oの黄色の糸状で、他の草に巻きつき、多数の寄生根(こぶ状の突起)から養分を吸収する。寄生根の先端は三角形の楔形である。発芽時には通常の根があるが、寄生根で養分を吸収し始めると根は枯れてしまう。茎の途中が大きく膨れているのは虫えいである。葉は微小な鱗片状。花冠は白色、直径約3oの球形、先が5裂し裂片が反曲する。雄しべは5個、花冠裂片の基部で花冠と合着し、花期には直立して突き出す。雄しべの真下の位置、花冠筒部の内面に、縁が房状になった長さ約1oの膜質の鱗片がある。花柱は2個、離生する。萼も白色、先が浅く5裂し、裂片の先が丸い。刮ハは直径2〜3o、ほぼ球形。花柱、花冠、萼が果時にも残る。種子は長さ約2o、無毛。
ハマネナシカズラは花冠から雄しべが突出せず、萼の中央部が隆起する。
ネナシカズラは茎が太く、紫褐色の班点があり、針がね状、花冠が短い円筒形、雄しべが短く、花柱が合着して1個。花冠筒部内面の鱗片がへら状。
マメダオシは花冠裂片が短く、反曲せず、花冠筒部内面の鱗片が2裂して、短い。